第52回(令和2年)名古屋市区政協力委員大会要望事項(依頼)
<参考> 第51回(令和元年)名古屋市区政協力委員大会 要望事項及び回答
(千種区関係)
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●番号 6-(1) 区名 千種区
【要望事項の内容】
町内会・自治会の掲示板は、新設や老朽化等による取り替えに高額な費用がかかり、学区への補助金を充てることは難しい。行政からの情報を地域へ伝えるためにも、掲示板の設置・補修・撤去等に対する補助制度の新設を要望する。
【回答】
[市民経済局地域振興課・地域安全推進課]
日頃より、回覧板や掲示板を活用した行政情報の伝達にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
学区や町内会・自治会の掲示板の設置及び維持管理にかかる費用につきましては、学区区政協力委員会運営補助金の対象経費としております。
また、原則は学区区政協力委員会運営補助金を使っていただきますが、安心・安全で快適なまちづくりの啓発等に関する掲示物(ポスターやお知らせなど)を掲出する目的で購入する場合は、安心・安全・快適まちづくり活動補助金の対象経費となります。
掲示板の果たす役割については十分認識しておりますが、補助金の新設・拡充は大変困難な状況にございますので、現行の補助金のご活用をご検討いただきますよう、お願いいたします。
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●番号 6-(2) 区名 千種区
【要望事項の内容】
行政からの提出物の依頼、また地域への広報物の配布が多く、区政協力委員の負担となっ
ている。コミュニティセンターの決算報告は決算書と領収書のみにするなど、提出書類の簡素化及び広報物配布の抑制を要望する。
【回答】
[市民経済局地域振興課]
日頃より、区政協力委員の皆様には、防災や安心・安全で快適なまちづくりをはじめ、様々な活動に取り組んでいただいておりまして、大変感謝しているところでございます。
近年、住民同士のつながりが希薄化しており、地域活動における参加者の減少や固定化、役員の担い手不足などの課題を抱える中、区政協力委員の皆様には、地域の自主的な活動と併せまして、大変多くの業務を担っていただいていると認識しております。
当課といたしましては、広報なごや等で広く周知が図られているもの、不要不急のものにつきましては、町内会・自治会を通じた「組回覧」や「全戸配布」を抑制するよう、各局室区及び関係団体に対して働きかけることにより、広報配布物の削減に取り組んでおります。
今後とも、区政協力委員の皆様の過度な負担とならないよう、広報配布物の軽減に取り組んでまいります。
コミュニティセンターにつきましては、指定管理者制度を導入し、指定管理者である学区連絡協議会等に、公の施設の管理運営を行っていただいております。指定管理者制度導入施設においては、適切な管理運営がなされていることを確認するため、点検・評価を行うこととなっております。
決算書以外の各種書類についても、利用状況の確認のために提出の必要な書類となっておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
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●番号 6-(3) 区名 千種区
【要望事項の内容】
毎年提出する要望事項について、それらの要望が実施または計画が進んでいる様子がない。
提出した要望に対しての進捗状況を知らせるとともに可能性を示してほしい。要望事項の提出が無駄と思えないように過去10年程度の実施状況を提示するよう要望する。
【回答】
[市民経済局地域振興課]
区政協力委員の皆様には、市・区行政と地域住民とのパイプ役として、日頃から住民の意見や要望等を集約するという大変重要な職務を担っていただいており、その中でも特に要望したい事項が区政協力委員大会で決議されるものであると認識しております。
要望事項につきましては、区政協力委員制度の趣旨を十分に理解したうえで、対応いただくよう関係局、関係機関等にもお願いしておりますが、財政状況の非常に厳しい中、予算措置の難しいものや長期的な取り組みが必要で、計画の変更が難しい道路や河川の整備といったハード事業等、中には要望にお応えすることが難しいものもございます。
実現が難しい要望につきましては、理由等を添え、ご理解いただけるような回答をさせていただくとともに、今後実現に向けて進展のあった事項につきましては、適宜、個別にご説明させていただくなどの真摯な対応をされるよう、関係局、関係機関等に働きかけてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
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●番号 3-(1) 区名 千種区
【要望事項の内容】
本山駅及び星ヶ丘駅周辺ではタバコのポイ捨てが非常に多い。また公道での歩きタバコはやけどの恐れがあり危険である。町の美化及び迷惑防止の観点から本山駅周辺及び星ヶ丘駅周辺を路上禁煙地区へ指定するよう要望する。
【回答】
[環境局作業課]
本市では、「安心・安全で快適なまちづくりなごや条例」に基づき、喫煙行為によるやけど被害や吸い殻のポイ捨てを防止し、公共の場所を安全で快適にするため、名古屋駅、栄、金山、藤が丘の4地区を路上禁煙地区として指定しております。
路上禁煙地区では、実効性の確保のため、専任の路上禁煙等指導員が巡回し、違反者には過料を科しております。
指導員が現地で実際に過料を徴収しながら巡回するためには、路上禁煙地区の範囲を限定する必要があることから、市内において特に人通りの多い4地区に限定しているところであり、当面はこの地区での指導を徹底していきたいと考えております。
また、この条例では路上禁煙地区以外においても、「喫煙者の責務」として歩きたばこをしないことや、喫煙する際は吸い殻入れを携帯するよう努力義務を課しております。
この「喫煙者の責務」の周知のため、市民・事業者との協働による啓発活動や、喫煙マナー向上のためのポスター掲出や啓発物品の配布等を実施しているところです。
生活マナーの問題は個人のモラルに負うところが大きく、即効性のある対策は難しいところですが、今後も市民・事業者の皆様との協働により、喫煙マナーの向上やポイ捨て防止意識の高揚に、粘り強く取り組み、安心、安全で快適なまちづくりを進めていきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
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●番号 2-(1) 区名 千種区
【要望事項の内容】
今池と覚王山を結ぶ水道みち緑道は桜並木で有名であるが、一部の桜の木が枯れかけている。20年ほどの実施期間を設け、植え替えの検討や樹木医に意見を聞くなどの保護計画を立て、計画を推進するよう要望する。
【回答】
[緑政土木局千種土木事務所]
日頃より本市土木行政にご理解ご協力いただきありがとうございます。
街路樹の多くは、高度経済成長期に道路整備と併せて植栽され、都市の緑化に大きく貢献
してきた一方で、現在は、老朽化や大木化、生育環境の悪化による倒木や落枝等の事故が懸念されています。
そのため本市では、街路樹による事故を未然に防止し、健全な街路樹として再生を図ることを目的として、危険度の高い街路樹から計画的に撤去・更新を進めています。
具体的には、老朽化や大木化に伴い倒木などの事故を起こし、市民生活の安全に影響を及ぼしてきたアオギリやナンキンハゼ等について、撤去や樹種更新を進めており、千種区においても、この方針に基づきアオギリやナンキンハゼ、エンジュについて撤去や樹種更新に取り組んでいます。
今回、ご要望いただきました「すいどう道緑道」の桜並木は、一般の道路と比べ植栽空間にゆとりがあり、大木化しているものの全体的に健全な状態にあります。一部の桜については、樹勢が弱いものも見受けられますが、これらについては適宜、職員による簡易診断や、必要なものについては樹木医の診断を受けるなど樹木の状態を把握しています。
また、街路樹の再生を図る計画的な撤去・更新についても、必要に応じ見直す等検討をし
ていきたいと考えていますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
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